銀れい(銀聯)とは

銀れい(銀聯)とは、中国の中国人民銀行の主導で2002年に設立された済ネットワークである。クレジットカードとの違いは、決済後すぐに銀行の口座から代金が引き落とされるデビット方式である。
現在発行されている銀聯カードは13億枚以上ともいわれ、現金を除くと中国国内では最も普及している決済手段となっている。利用できる店舗数は、中国国内では74万店以上とVISAやMasterCardを利用できる店舗数約20万店の3倍以上となっている。
 これほどまでに普及した最大の理由として、中国では紙幣の最高金額が100元(約1500円)となっており、30万円の買い物をした場合には100元札を200枚も支払うこととなる。これでは非常に不便だ。また中国国内では、偽札も多く出回っているために紙幣を一枚一枚チェックするので、一度の買い物でずいぶん時間もかかることとなる。
 このような理由で、銀聯カードは便利な決済手段として中国国内で一気に普及した。
さらに、ビジネス・旅行などで海外へ出た際にも利用できるようにしてほしいという要望が高まり、アジア各国(韓国、タイ、マカオ、シンガポール)をはじめ、欧米でも使用できる。

日本での銀れい(銀聯)

2005年7月に中国人の団体観光客に対するビザ(査証)発給が中国全土に拡大され、中国から日本に訪れる旅行者は、2005年は65万人、2006年は81万人と年々増加しており、数年後には100万人に及ぶといわれている。
日本を訪れる中国人旅行客の一番の目的は買い物。ただ、中国には5000米ドル相当までという外貨持ち出し制限があるため、銀れい(銀聯)に対するニーズが非常に高い。
 日本では三井住友カードが中国銀聯と提携し、2005年12月からサービスを開始。銀聯(ぎんれん)」を利用できる。日本国内の大手家電量販店や大手百貨店、空港、ホテル・旅館など、中国人旅行客がよく買い物をする場所を中心に加盟店が急増している。2008年3月末までに国内の加盟店数は1万店に達する見込みだ。
化粧品や健康食品目当ての中国人旅行客に人気の大手ドラッグストア「マツモトキヨシ」は、3月をめどに45店舗で順次対応する予定。
 紳士服専門店最大手の青山商事は10月から順次導入し、年内をめどにの約130店に広げる。 同店のスーツの多くは中国製だが、価格の割に品質が高いとして中国人客の人気が高いという。

日本人向けの銀れい(銀聯)カード

 今年は北京五輪、10年には上海万博が開催される中国。国際ブランドのクレジットカードと、もう一枚キャッシュレス決済の手段としてこの銀れい(銀聯)カードを用意しておけば、中国への旅行も非常に便利になることは間違いない。
日本への中国人旅行客のために銀聯カード対応店舗数が増える一方で、旅行やビジネスで中国に渡航する日本人向けの銀聯カードも登場した。日本人向けの「三井住友銀聯カード」で、昨年末から会員募集が開始された。
 このカードの最大のメリットは、中国国内で国際ブランドのクレジットカードのよりも3倍以上ある加盟店で利用できる点だ。日本人向けの銀聯カードは、従来の銀聯カードとは違い決済後すぐに口座から代金が引き落とされるデビット方式ではなく、クレジット払いで銀聯が利用できる店舗で買い物ができる。1回払いのみでキャッシングはできない。
利用方法は、6ケタの暗証番号の入力とサインの両方が必要だ。従来の銀聯カードと同じ。暗証番号かサインのいずれかで決済できるクレジットカードや暗証番号で決済できるデビットカードと比べると、厳重といえる。

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